Δ-Figureとは

Δ-Figureは「ロボット」と「彫刻」の中間的な存在の複雑に微小動作をする人工筋肉の人型構造体ある。これまで複雑な微小変化は生命の根源が由来の動きであるが見過ごされてきた。Δ-Figureはこの複雑な微小変化に焦点を当てた動く彫像である。Δとは数学では微小を表し、今回の解釈で引用した。

 Δ-Figureで重要な要素は「動きの複雑性」と「微小変化」の二つと考えている。

 「静止した彫像」と「静止した生きた人間」の違いは完全に静止しているか、微妙に複雑に動いているかである。生きた人間は静止しようとしても神経系や循環器などの要因で完全に静止することは難しい。よって微小変化は生物の根源の一部を表現しており、動きは小さいが非常に複雑な動きである。しかし、このような微小変化は色々なアートワークにおいて簡略化や無視されてきた。Δ-Figureはロボットと違い仕事や演技もせず、また彫像のように完全に止まらず、キネティックアートや動く玩具とも違う人体の複雑な微小変化にのみ注目した「静止した生きた人間」のロボット彫像となった。技術的にも非常に遅く複雑な人体表現はモーターや通常の人工筋肉では難しいが、Δ-Figureは独自に開発した制御回路と人工筋肉機構で可能とした。今回は哲学のみ表現するために最小限の外観としインタラクティブにしなかったが、外観や微小変化の性質を変えれば様々な静止した人体表現ができる。



Δ-Figureは2005年~2013年にかけてアーティストJohnHathwayが制作した彫刻とロボットの中間物です。2014年の世界で最も注目されるテクノロジーとアートの展覧会「ArsElectronica」に特別にJohnHathwayの作品として展示が予定されています。身長19cm(モデルにより10~25cm)ΔFigureの実験用の動画です。各関節は極めて複雑な制御(512段階制御)で動いています。能力はこの大きさで8関節以上(自由度)が可能ですが、この動画はその半分以下の4関節(自由度)の素体です。4自由度でありながら滑らかな動きであるため、生物の根幹を感じさせる動きを実現しています。ロボットや動物に近いタイプ(比較的大きく動く)のΔFigureの動画です。動きのプログラムは現在調整中で単純な動きになってます。無音でモーターやワイヤーなどの動的な機構を使っていないため、バックラッシなどの問題が根本的に無く動きが非常に滑らかで土台も必要ありません。わからないくらい遅い植物的な動きにすることもさらに速くすることも可能です。独自のスクリプトでマイクロSDカードでプログラミングが可能です。Δ-FigureはJohnHathwayが提唱する「ロボット摂動論(RoboticPerturbationTheory)」を実現させるシステムです。ΔFigureの概念の詳細が非常に重要です。この概念はこれまでのロボットや電動アートや電動人形とは異なる点の一つです。概念の詳細を設計に取り入れることで動きに反映される非常に重要で特別な本質的要素です。Δ-Figureの概念や哲学は人型に限らずありとあらゆる静止物体に組み込むことができます。今回の素体の関節も人型以外に自由に組み替えることができます。様々なクリエイターや企業とのコラボを募集しております。

ステートメント概要&図(英語:大学等にて発表済み)

A "Delta-Figure" is a sculpture that employs complex and minute movements, placing it within the continuum between "robot" and "still sculpture."

The difference between a "still sculpture" and a "still human" is whether the subject is standing completely still or whether it moves in minute yet complex ways. A human being is unable to become completely still since the nervous system and circulatory organs will always cause minute movements. Those minute variations reify a living thing and provide it with its presence; even though the movements are minute, they are still highly complex. Robots that perform or do work, plus other kinetic artistic expression, would simplify or ignore entirely those minute variations. Delta-Figures are unique sculptures that utilize artificial muscles and standalone control circuits to express both the "complexity of movements" and "minute variations" at the same time.

At this exhibit, I will create various intermediaries that fall between the labels of "still sculpture" and "robot" by gradually changing the degree of minute variations.

I will demonstrate the value that the previously overlooked "complex and minute variations" has to offer.

こちらの展示はΔFigureという新しい概念とフォーマットを提案するもので、多少大げさに動かしています。このフォーマットを用いれば、誰でも簡単に関節を色々なフィギュアや彫刻に組み込んでプログラムなどできます。

最新版の動画はこちら(解説)&こちら(本体)からダウンロード(MP4形式 2014/09/01)

 

 


テクノロジー


Δ-Figureはモーターなどを一切使用していない特殊技術のため、音も動力を伝えるワイヤーやギアもありません。また土台も必要ありません。人口筋肉技術を6年間かけブラッシュアップさせ、独自の回路とプログラムによって繊細に制御されています。製造技術の根幹の唯一の特許を持つ企業とも契約をし難しかった応用技術へ発展させました。この作品は技術協力体制をもって実現しております。また、6年間の研究のすえ特許以外にも様々な技術を組み込むことで非常に滑らかな動きを実現しました。この動きは細かい泥臭い工夫によって初めて実現でき、この細かい工夫はΔFigureの本質と言っていい部分です。回路や関節も非常に安価に非常に可能です。開発責任者のJohnHathway氏はロボットでも動くフィギュアでもない新しい哲学「Δ-Figure」を広めるためにアーティストとして活動しています。独自の世界観をハードウェアに導入することでこれまでもハードウェア作品の「真空管ヘッドフォン」などを開発し、現実世界に輸入販売することで現実と世界観の融合を試みています。

 

 


コラボレーター募集

Johnは作品を社会に輸入し、世界と空想との融合をもって作品の完了としています。ですので、Δ-Figureは色々なコラボレーターとフラットに形にする用意があります。それは同じジャンルのクリエイターや団体、競合など全くシームレスです。現在コラボレーター様を募集しております。Δ-Figureは概念とそれを実現させるシステムです。Δ-Figureの哲学は人型に限らずありとあらゆる静止物体に組み込むことができます。お問い合わせはこちらから。

 

 


世界観

Δ-FigureはJohnHathway氏の世界観内に存在していた哲学の作品です。作品中に登場していたΔ-Figureを現実世界へ輸入することがベースにあります。
絵の作品はこれまで日本国内や海外の現代アートのギャラリーで数多く展示されてきました。


(c)JohnHathway 2010

(c)JohnHathway 2011

 

 


JohnHathway

 Johnは作品を社会に輸入し、世界と空想との融合をもって作品の完了としています。 JohnHathwayは学生時代、反重力をはじめとした空想の科学世界を実現するために、多くのテスラコイルや高電圧機器を製作し反重力などの実験していました。彼は学生であったため根本的な実現のために専門的な物理学の知識を得る道に進みます。その過程で身に着けた知識などを元に絵やガジェットなど様々なジャンルで創作活動を行っています。彼の考えでは世界の表現の完了には社会のシステムや経済の手法も取り入れ、社会に浸透する必要があるとしています。そのため前回の作品「真空管ヘッドフォン」は空想世界のレプリカではないどちらの世界にも存在できる「本物」と設定し、空想と現実どちらにも存在できるように設計し、量産し流通を試み結果的に誰でも使用することができることで着地しました。Johnは作品を社会に輸入し、世界と空想との融合をもって作品の完了としています。今回の作品「Δフィギュア」においても広く世界に浸透することを目指しています。

 JohnHathway略歴 東京大学大学院量子極限物理専攻。学術振興会特別研究員の兼任を経てフリーのアーティストに転向。反重力の世界を描いたPhotoshopでレイヤーを4000枚用いた「情報量」の哲学を取り入れたドローイング作品のシリーズをはじめ、真空管アンプが結合した両世界に実在できる「本物ガジェットシリーズ」などを発表。PIXIVZINGARO個展や神戸ビエンナーレ2013招待展示&審査委員。テクノロジー&アートの国際的な最大の芸術祭「ArsElectronica2014(オーストリア・リンツ市)」において特別な展示。現京都嵯峨芸術大学客員教授。

 

 


 

 

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